ベランダ菜園の土壌を健康に保つために、堆肥が有効だ。家庭で料理の際に出る残渣を堆肥にして、無駄をなくし、自給率を高めよう。
1.材料:
残渣一時保管用の容器
1次処理容器(衣装ケース。籾殻と、落ち葉を少し入れておく)
2次処理容器(1次処理と同じ容器でよいので、合計2つだね)>容器の写真準備中
水、新聞紙、ブルーシート(新聞紙で代用可能)
2.残渣の処理:残渣は水分が多いので、要らなくなった広告などで紙のお皿を作り保管する。ない人は、ざるでもよい。
3.残渣は毎日1次処理容器の中で籾殻の表面に広げて、よく乾燥させる。残渣が増えたら、籾殻を追加する。
4.1ヶ月くらいたって、1次処理容器がいっぱいになったら中身を全部新聞やビニールシートの上に広げ、容量で2割くらいの米ぬかを加え、よく混ぜる。水分を60%(籾殻ごと握って、手の上で揺すると壊れないくらい)に調整し、容器に戻す。2,3日で堆肥の温度が60度くらいになる(はず)。
5.堆肥の表面に新聞をかけて、乾燥とハエのアタックを防ぐ。
6.1週間たったら、容器から出してよく混ぜる。乾燥していたら、水を補給。以後、2週間に一回程度、よく混ぜる。およそ3ヶ月たったら、堆肥のできあがり。さっそくンプランターに使ってみよう。
我が家のベランダ堆肥(二次処理)。野菜屑、籾殻、米ぬか、プランターの土をよく混ぜ、整理容器に入れた。容器の蓋は網を張りたいが、時間が無いのでこれから。
ポイント
1.水分過多にならないように。水分が多いと腐敗し、不快な臭いがする。
2.ハエが卵を生まないように蓋をしっかり。
3.二次処理で温度が上がると、堆肥のなかのハエや病原菌を減らせる。
米ぬかはコイン精米所からもらえる。
籾殻が手に入らない人は、要相談(食農生限定です。すみません)。
参考資料:
「畑でおいしい水をつくるー自家製有機堆肥のすすめ」橋本力男 北星社
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